いつもご利用頂いておりますオーナーより
ブレーキの音なりを含め調子が悪いとのことで
愛車はTIMEのALPE D’HUEZをお持ち頂きました。

毎週のように峠を走られるご夫婦さんなんですけどね、
やはり峠を走りますから下り坂故のブレーキ周りの
メンテナンスや消耗具合は早いものになってきます。

 

ブレーキローターが厚さ1,5mmまで減っていました
使用しているシマノのローターは1,8mmの厚さになりますが
ステンレス製とはいえ消耗していきます。

写真では分かりにくいのですが
ローターとパッドが擦れない縁の部分は
爪を立てると充分引っかかるくらいの段差になっています。

 

-『Min.TH=1,5』表示は使用限度の厚さ-
Min.:minimum(最小)
TH:thin(薄さ)
使用限度(最小の薄さ)=1,5mmまでとなります。

使っているシマノのローターは上記の通り
まさに1,5mmまでの厚さに消耗していましたので
ローターはちょうど交換時期の判断になりました。

■リアのブレーキローター(フロントは以前に交換済み)
■ブレーキパッド
■オイルの入れ替え
の3点セットで作業します。

ブレーキキャリパーまわりに付着する
ブレーキの粉塵はキャリパー内も汚れていきます。
古いオイルを出すと同時に黒ずんだオイルが出てきます。

STI側からじょうごを使って新しいオイルと
入れ替えしていきます。
濁ったオイルが元のピンクの透き通る色になるまで
オイルの追加とエア抜きを行います。

パッドの消耗と0,3mm消耗したローターによって
ブレーキキャリパーのピストンは
外に押し出されてしまいますので
こちらも合わせてリセットした上で調整に入ります。

 

-ブレーキパッドとローターの交換時期-
ディスクロードのブレーキパッドは
Vブレーキなどのブレーキシューに比べて見えにくい分、
交換の判断も分かりにくかったりします。
上記でもお伝えしましたが

シマノの場合
ブレーキローター:1,5mm以下
ディスクブレーキパッド:0,5mm未満

で交換をおすすめしています。

いわゆるギリギリまで使うのはやめておきましょう
と言うことですね。

まだ少し残っているからといって
ギリギリまで使用するとトラブルや
転倒、ケガの原因に繋がりやすくなってしまいますので

安全に楽しんでいただく為には
早めの交換や分からない場合は
お店にご相談ください♪

 

セオサイクル南林間店
麻生